〉人種差別的な職務の改善を求める署名に賛同ください

署名・募金窓口等のまとめ|BLM(アメリカ)

募金・署名窓口 - Japan for Black Lives

警察の訴追を求める署名や、被害者家族への募金窓口を随時追加していきます。日本からは出来ることが限られてきますが、署名に関してはお金もかからずあなたの人生のほんの1分ほどをくだされば済みます。是非お願いいたします。

Breonna Taylor(ブリオナ・テイラー)

Breonna Taylor(ブリオナ・テイラー)へ署名を!- Japan for Black Lives
A mural of Breonna Taylor, who was shot and killed by police officers during a raid in March.Credit…Patrick Smith/Getty Images

当時26歳だったブリオナさんは救急救命士でコロナの最前線で働く医療従事者でした。3月13日の晩、3人の私服警官が麻薬捜査の一環として夜中に予告なく彼女の自宅へ侵入しました。ブリオナさんは就寝中でしたが、一緒にいたボーイフレンドが正当防衛として1発発砲し、警察は室内に銃弾を20発以上発砲しました。ブリオナさんはベッドに寝たまま少なくとも8発被弾し死亡。警官たちはまだのうのうと暮らしていますが、正当防衛で発砲したブリオナさんの恋人は第一級暴行と警察官の殺人未遂の罪で起訴されました(現在は取下げられています)。自宅から薬物は一切見つかっていないばかりか、後に標的が間違っていたこと、侵入時には容疑者が既に捕まっていたことが発覚しています。
署名は以下の4点を求めるものです。
1. ブリオナさんの死および事実のもみ消しに関与した警官の解雇、逮捕および起訴、税金で賄われている彼らの退職金の取り消し
2.ブリオナさんの家族への慰謝料支払い
3. 管轄のルイビル市警に対する事件の特別捜査
4. ブリオナさんの自宅への捜査に使われた「ノックなし令状」の国レベルでの禁止(既にルイビル市議では禁止が決定されました)

Elijah McClain(エライジャ・マクレーン)

Elijah McClain(エライジャ・マクレーン)

当時23歳だったエライジャはハエも殺せないベジタリアンで、シェルターの猫たちにバイオリンを弾いて聴かせるような、心の優しい特別な青年でした。防犯カメラの映像によると、その夜コンビニで飲み物を買い、レジで後ろに並んでいる人に深々と丁寧にお辞儀をする姿が収められていました。
貧血を患っていたエライジャは日常的に外出時にフェイスマスクを着用しており、そのことで不審者の通報をされてしまい、コンビニからの帰り道、警察に止められてしまいます。エライジャは身の潔白を訴えますが、3名の警官に「締め技」をかけられて地面に組み伏せられてしまいます。(その時に警官のボディカメラが外されます)その後、抵抗したということでケタミン注射(麻酔)を打たれ、病院に運ばれますが、搬送途中で意識を失い、脳死判定、7日後に生命維持装置が外されます。
この事件は2019年8月に起き、最近映像が出回りました。それまでコロラド州オーロラの警官はお咎めなし、最近やっと再捜査がはじまったところです。

署名は、エライジャの死に対する責任の所在を明確にし、関与した警察官たちの責任を問うことを求めています。


Ahmaud Arbery(アマード・アーベリー)

25歳のアマードさんは2020年2月、ジョージア州でジョギング中、「最近近所で多発していた強盗の容疑者に似ていて、建設中の個人宅に不法侵入したのを見た」とする白人のマクマイケル親子にいきなり射殺されました。マクマイケル親子はすぐに釈放され、逮捕されるまでには事件発生から74日もかかりました。容疑者の一人、父親のグレゴリー・マクマイケルは元警官で退職後は検察の捜索を受託していたこともあり、今回の事件を担当する検察が3人も利益相反(身内や友達等、公平な判断ができない可能性がある)のため辞退していますが、2人目のジョージ・バーンヒル検察官は事件を1カ月以上自分の手元で止めた上で、辞退前に管轄の警察に対して「マクマイケル親子の行動には全く違法性がない」と手紙を出しています。

署名は、バーンヒル検察官の免許はく奪を求めています。今回の事件が明るみに出てから、バーンヒル氏が過去に黒人女性を間違って殺人犯として刑務所に送り込んだこと、また別の黒人女性を、投票の手伝いをしたことを理由に2度も起訴していたことがわかっており、人種差別的な偏向があったものと見られています(投票の手伝いは起訴するのにアマードの殺人は「違法性がない」?)。法執行機関である警察のみならず、司法機関でも人種差別主義者がいると、公正な起訴は期待できませんよね。


George Floyd (ジョージ・フロイド)

2020年のブラックライブズマター運動の世界的な広がり、またこのウェブサイトの開設のきっかけともなった事件で、2020年5月25日、ジョージさんはミネソタ州ミネアポリスの白人警官に、9分弱にも及び地面に首を押し付けられて殺害されました。関与した警官4人全員が既に解雇・起訴され、管轄のミネアポリス市議はミネアポリス市警を解体し、市の安全を図る別の方法を模索することを決議しています。起訴されている元警官たちの公判は2021年3月に予定されています。


片っ端から署名してまわろう!

その他署名・募金情報はこちらから(英語サイト)

署名のフォームにアメリカの郵便番号(ZIP)が必要なことがあります。その際は以下の郵便番号をお使いください。

90015 – Los Angeles, California
10001 – New York City, New York
75001 – Dallas, Texas


Japan for Black Livesについて

わたしたちは、日本国内にある黒人差別の現状を、日本にいる多くの人に認識してもらうべく発信しています。差別問題はまず現状を知ることから始まります。そして学び、当事者の声を聞いて共感し、共に声を上げ、改善するアクションを起こし、ともに世の中を変えていきましょう。メンバーは こちら。お問い合わせや講演などのご依頼はメールでお願いします。

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