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まとめ|第1回目のパネルディスカッションにご参加いただきありがとうございました。

ジョージ・フロイドの事件から1週間後の6月3日、日本在住のBrooklyn Terryの呼びかけにより、私たち日本人に向けた、黒人差別についての理解を深めるオンラインパネルディスカッションを開催しました。ディスカッションは私たち日本人にとって、気づきの多い大変意義のあるもとなりました。見逃した方のために、そして自分自身のために、ここに記録します。

zoomでは500名の視聴者リミット数に達し、3つのFacebookページで同時配信しているライブストリーミングに分散してもらいました

22時半に始まり、夜中の1時半まで、さほど視聴者数が変わらないまま白熱したセッションが続きました。なのでとても長い動画になってしまいましたが、お時間がある時にぜひ全編を観ていただき、彼らの言葉の熱量や、感情、重みと共に受け止めて、一緒に考えていただきたいと思います。

主なトピックを簡単にご紹介します。それぞれのトピックで、各パネリストによるエピソードや考えを交えながら深堀りしてます。

議事録 / Shio.I さん(ありがとうございます!)

人種差別には3つの種類がある。

1.ある人種が他よりも優位であるように振る舞う(白人至上主義など)

2.理屈では人種差別なんてあってはならないと理解していても、社会や家庭で洗脳を受けていて、無意識に人種差別を受容している(poser:ふりをする人)

3.人種問題に全く無頓着無関心。自分は黒人差別をしてないから、関係ないと思っている人 → 日本に多い。

オプラ・ウィンフリーのような有名で成功した黒人女性司会者でも、お店の入店を肌の色だけで断わられたり、ということが実際に起こる。

cultural appropriation(文化の盗用)とはなにか。黒人文化の盗用に限らない。ファッション誌Vogueで「芸者」をモチーフにした写真が掲載され、モデルのカーリー・クロスが批判されたことなど。

日本人の無知からくる、目に余る行動。Nワードを載せたイベントのチラシや、芸人による黒塗りが何度も何度も繰り返されること。アフリカン・アメリカンのバックグラウンドを理解していないために起こる、彼らの歴史や痛みを無視した文化の盗用の一例。

micro aggression(日常のちょっとしたこと、だけど積み重なって精神的な負担になるようなこと)は他の人種からは見えづらい。生きていくだけで精神的に追い詰められる要因になっている

白人至上主義とは。
身近なもので、何故白いものは善、黒いものは悪とされるものが多いのか。

システミックレイシズムとは。
なぜ、生活や教育に組み込まれて、抜け出せないレイシズムが存在するようになってしまったのか。

セッション中は、zoomやFacebookのチャット内でも、参加者が積極的に意見を交換したり、パネリストへも沢山の質問をいただきました。一部をご紹介します。

以下の質問は、似通ったものはまとめたり、要約したりしてますのでご了承ください。質問のこたえは動画の中にありますので、ぜひ皆さんも、何故だろうと考えてみてから、動画をご覧になってください。

視聴者
視聴者

やっていいこと、NGなことはなんですか?アフリカン・アメリカンの良き理解者になるにはどうあるべきですか?

視聴者
視聴者

黒人の方たち自身がNワードを使っていますが、なぜ他の人(人種)は使ってはいけないのですか?

視聴者
視聴者

POLOなどのファッションを真似する事も文化盗用になると言われますが、リスペクトとは捉えてもらえないのですか?

視聴者
視聴者

なぜ沈黙していることが良くないのですか?人それぞれの問題に対する姿勢もあると思います。何も考えてないわけではないが、それではだめですか?

視聴者
視聴者

今までこの問題に関して何も知らなかったが、事件により最近関心を持ち始めました。そのことをどう捉えますか?(流行にのっているように思われないか)


パネリストはダンスシーン、音楽シーンを中心に、世界で活躍する超すごい方々。大学の教授やジャパンタイムズのコラムニストも

まず、主催者でファシリテーターのBrooklyn Terry@brooklynterryef)は、ハウスダンスのパイオニア。NYはブルックリン出身でダンスチームElite Forceのメンバー。10年にも渡りマライア・キャリーのバックダンサーをつとめ、他にもウィル・スミス、ホイットニー・ヒューストンなど多くのアーティストと共演。現在は東京在住。 私もサポートしている #SpeakeasyTYOという、東京でいちばん楽しくてハッピーな音楽イベントの主宰者のひとり。

そして今回、3時間にわたるセッションの通訳を、していただいたのが、英語教師、翻訳家、そしてシンガーでもあるRyoko Ito (@iam.reeyo)さん。今回人種差別というとても難しいトピックで、長時間に渡り通訳してくださりありがとうございました!

そして、パネリストの方たち。本当にそうそうたるメンバーなのです。

Baye McNeil (@bayemcneil)
Author / Activist, Japan times columnist 
ニューヨーク出身の作家、コラムニスト、アクティビスト。日本の多くのメディアにも寄稿。最近では日本人芸人のブラックフェイス(黒塗り)に対する意見をメディアに寄せたりしいるので読んだことある方もいらっしゃるかもしれません。

Skeme Richards (@skemerichards)
DJ, Founder of Nostalgia King / Rock Steady Crew
フィラデルフィア出身、世界で最も伝統あるヒップホップクルー Rock Steady CrewのDJであり、日本ではマグマ大使の愛称でも親しまれる。コンスタントに来日されてます。

Mumu Fresh (@mumufresh)
Musician, edutainer, founder of Muniversitystudies.com
ボルチモア出身、グラミー賞ノミネート経験もあるヴォーカリスト。5月に開催した私たちの音楽イベント#SpeakeasyTYO でもその素晴らしいパフォーマンスを披露していただきました。

Buddha Stretch (@buddhastretch)
HipHop dance pioneer, choreographer / Elite Force
ニューヨーク出身。ハウスダンスのオリジネーターのひとり、テリーと同じく、Elite Forceクルー。ハウスダンサーで彼のことを知らない人はいないのではないでしょうか。彼のワークショップに参加した経験のある日本人ダンサーも多いと思います。

Moncell Durden (@moncelldurden)
Mop Top Family / Professor at University of Southern California
ニューヨーク出身。ヒップホップダンスのパイオニア、Mop Top Crewの一人で、今は南カリフォルニア大学の教授もされています。

Michele Byrd (@theeladybyrd)
Founder of Ladies of Hip-Hop Festival
ニュージャージー出身、ダンサーであり、女性による女性のためのHip-Hopをベースにしたアート・カルチャー・ダンスの一大イベント Ladies of Hip-Hop Festivalを主催しています。日本人女性ダンサーで彼女のイベント参加経験者も結構いらっしゃるのでは。

Rich Medina (@richmedina )
DJ, Journalist and spoken word artist
フィラデルフィア出身、世界を飛び回るDJであり、パーティーオーガナイザー。また、プロデューサーとして多くの有名アーティストの制作に携わる。ジャーナリストでもある。Rock Steady Crew。


参加者の数が示すように、黒人差別問題に関心を持ち始めた日本人は多いです。決してトレンドで終わらないように、勉強をつづけ、理解を深める事から始めましょう。このサイトはそんなみなさんのサポート的な存在になるべく、これからも発信していきます。

まとめ
  • 黒人差別の問題を積極的に学びましょう。本やメディアからでは一方的な書き方がされることもあるかもしれません。今は個人でSNSなどでも発信する時代です。彼らから直接声をききましょう。
  • 沈黙は沈黙でしかないのです。サポートをしたり、サポートする姿勢を現して、寄り添い、考え、問題の本質を理解することが大事。
  • 音楽やダンスと、その歴史やバックグラウンドを切り離して考えないで欲しい。ブラックカルチャーがどのようにして生まれたかも考えて欲しい。


Baye McNeilさん
沈黙を破ろう・暴力行為を止めよう

私たち Japan for Black Livesは、黒人差別についての理解を深めてもらうために活動しています。InstagramTwitterFacebook、そしてこのサイトを一緒に運営していただけるボランティアを随時募集しています。気になる方は各種ソーシャルメディアからダイレクトメッセージをお送り下さい。

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